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秋の抜け毛原因。夏に蓄積したダメージと決別する3つの秘訣!

紫外線

秋は薄毛症状のご相談が多くなる季節です。これは夏に蓄積した紫外線ダメージなどが抜け毛を助長させることと関係があります。また、気だるい夏を過ごす中で生活習慣が乱れたままになってしまい、その影響が徐々に顕在化してくることも要因です。「抜け毛」に拍車が掛かってしまう前に、ぜひ当コラムをご一読いただき、秋の薄毛対策としてお取込みください。


夏のダメージはボディーブローのように効いてくる?

アルコール

秋は元々「髪の毛が抜けやすい季節」と言われています。動物には毛の生え変わりがあるように、私たち人間にも毛の抜けやすい季節というのがあり、普段1日100本程度の抜け毛も秋には倍近くの200本程度になるケースもあります。これは夏に浴びた紫外線ダメージなどが蓄積し、その影響がヘアサイクルに現れ始めることとも関係があります。

つまり、秋は何もせずとも髪が抜けやすい季節である上に、夏のダメージの蓄積が更なる「抜け毛」をもたらしやすくもするのです。「紫外線ダメージ」だけでなく、「夏バテから来る食欲不振」や「アルコール飲料過多による内臓疲労」などは残っていませんか?持続させてしまうと、頭皮環境に「負の実り」をもたらしてしまいます…。


「紫外線ダメージ」は秋が深まる10月頃まで油断できない

グラフ

出典: 気象庁 『日最大UVインデックス(観測値)の年間推移グラフ』

こちらのものは以前にも別のコラムでご紹介した「UVインデックス」と呼ばれる紫外線量の年間推移グラフです。気象庁のホームページから取得したものですが、ご覧のように5月の中頃から9月の中頃までは「非常に強い」というレベルの紫外線量が確認できます。「その日の紫外線量の最大値」を記録しているものなので、一日中警戒が必要だという訳でもありませんが、「9月になればもう大丈夫♪」というわけではない点に着目しておきましょう。

紫外線対策

出典: 気象庁ホームページ(UVインデックスとは)

WHO(世界保健機関)では、上記のような紫外線対策を推奨しています。強い紫外線は「皮膚の老化」を促しますので、少なくても秋が深まる10月頃までは不必要に長時間紫外線を浴びないようにご調整ください。薄毛が気になり始めている人ほど頭皮に紫外線が届きやすくなっていますので、特に意識したいものです。


夏に蓄積したダメージと決別する3つの秘訣

タンパク質

夏のダメージを秋に持ち越さないためには、乱れた生活習慣を改善することが大切です。ここでは、夏に蓄積したダメージを秋に持ち越さないために心掛けたいことを3つご紹介します。


秘訣1.食生活の改善で髪への栄養を意識!

夏はどなたでも食が細くなるのが一般的です。大切なのは、夏に乱れてしまった食生活を秋口にリセットして元の状態に正すことです。「食欲の秋」と言われるように、秋は栄養補給にも適した季節です。髪の栄養については、「髪の三大栄養素」を意識すると良いでしょう。


髪の三大栄養素とは?

髪の三大栄養素は「タンパク質」、「ビタミン」、「ミネラル(亜鉛)」と言われています。私たちの髪の毛や体毛は「ケラチン」と呼ばれるタンパク質でできていますので、まずしっかりとタンパク質を摂取できていないと髪を作りたくても作れないということになってしまいます。


髪の成分「ケラチン」は18種類のアミノ酸を合成して作られる

タンパク質からケラチンを合成するためには、タンパク質を分解して各種アミノ酸を吸収し、それを再合成するというプロセスが必要になります。イメージとして以下のように整理しておきましょう。

ケラチンの生成過程

タンパク質を分解→アミノ酸の吸収→アミノ酸の再合成(18種のアミノ酸を結合)→ケラチンの生成

上記の過程で、タンパク質からアミノ酸を吸収するためには「ビタミンB群(B1、B2、B6、B12など)」が活躍します。また「ビオチン(ビタミンB7に該当するもの)」や「ビタミンE」は血行促進に良いとされ、これが発毛に貢献していると言われています。このため、タンパク質を取りつつ、ビタミン摂取も心掛けたほうが良いということになります。「ミネラル(亜鉛)」については、タンパク質からケラチンを合成する際に必要なものと言われています。タンパク質だけ摂取していてもケラチンが作られませんので、髪の成長を考えたとき「ミネラル(亜鉛)」も併せて摂ることが大切になります。


髪の三大栄養素を多く含む食品は?

簡単に髪にとって良い食品を整理しておきましょう。

タンパク質

動物性タンパク質
必須アミノ酸をバランスよく含んでいるが、余分な脂肪も含まれる→ 肉、魚、卵、乳製品など

植物性タンパク質
脂肪にはなりにくいが、動物性タンパク質ほど効率よくアミノ酸を摂りこめない→ 大豆、納豆、豆腐など

※タンパク質は動物性のものと植物性のもので一長一短です。よく言われるように偏りなく摂ることが大切です。


ビタミン

ビタミンB群
タンパク質を分解してアミノ酸を摂り込むことに貢献したり、毛母細胞分裂をサポート
B1 → 玄米、豚肉、種実類など
B2 → レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品など
B6 → 肉、魚、バナナ、ナッツ、野菜、小麦など
B12 → 肉、魚、貝、牛乳、レバーなど

ビオチン
毛細血管を太くして血流の促進に貢献したり、皮膚の新陳代謝を活性化することに役立つ
→ 卵、ナッツなど

ビタミンE
血流の促進や血管の保護
→ 魚、アーモンド、落花生、大豆など種実類、植物脂など

※ビタミンについては、記載したもの以外にもたくさんの効果が知られています。ここでは髪へのプラス影響だけをご紹介している点をご了承ください。


ミネラル(亜鉛)

ミネラル(亜鉛)
タンパク質からケラチンを合成する際に必要となるもの
→生牡蠣、チーズ、牛モモ肉、レバー、煮干し、するめ、たらこ、ゴマ、海苔、卵黄など

※ミネラルは、人によっては意識しないと不足がちになりますので注意が必要です。

参照)薄毛改善のために見直す食事と栄養素


秘訣2.睡眠環境(睡眠習慣)を正し、成長ホルモン分泌を促進!

睡眠のゴールデンタイムは22時から2時だと言われていましたが、近年の研究では「就寝時間」や「睡眠量」というよりも「睡眠の質」の方が大切だと言われています。と言うのも、睡眠中に分泌される「成長ホルモン」は、脳波的に睡眠レベルが深い層にある時に多く分泌されることがわかっているからです。この深い層の睡眠レベルは「徐波睡眠(じょはすいみん)」と呼ばれ、入眠後の3時間程度の間に多く訪れることがわかっています。睡眠時間が経過するに伴い徐々に最も深い層の眠りには到達しにくくなっていきますので、眠り始めの3時間に睡眠を阻害されないことが「成長ホルモン」を多く分泌させるコツとなります。


「成長ホルモン」は頭皮環境を健やかに保つことにも貢献

成長ホルモンは、身体の成長だけでなく「傷ついた皮膚の修復」などにも関与します。また、「代謝を促すこと」にも貢献します。これは内臓脂肪や動脈硬化などにも関係してくるものですので、睡眠中に成長ホルモンをしっかりと分泌させていることが血流を含めた頭皮環境に貢献するということになります。睡眠環境として寝返りが打ちづらい、騒音などで直ぐに目が覚めてしまうような場合はたとえば「枕を変えてみる」、「柔らかい耳栓を使用する」など、自分なりにできる対策を立てて「成長ホルモンの分泌」が阻害されないようにしましょう。

参照)「髪の成長」と「睡眠」入眠直後の3時間が大切な理由?


秘訣3.運動習慣を取り入れ、血行や代謝を促進!

秋は運動習慣を取り入れるのに最適な季節です。暑くて出歩くのも億劫だった夏とは異なり、秋は「軽いジョギング」や「ウォーキング」などにも適した季節となります。「ヨガ」や「フィットネス」などの軽い運動を始めてみるのも良いでしょう。運動習慣は、滞った血流を改善し代謝を良くすることに繋がります。私たちは大人になるに伴い生活の中で無駄のない動きを確立していきますが、これは同時に動かす部位の偏りや代謝機能に「一定の淀み」をもたらしてしまう可能性があります。


毛細血管は髪の栄養供給ルート!

毛髪について言えば、頭皮の毛細血管が髪への栄養供給ルートになっています。運動習慣で血流が改善していけば、間接的に髪への栄養供給をサポートすることに繋がります。夏が終わると気候的に外に出て活動しやすくなりますので、ぜひこのタイミングで運動習慣をお作りください。


夏のダメージの蓄積以外の抜け毛なら…要注意!

ホルモン

ご紹介した3秘策を実践してみても、抜け毛が一向に減る気配がないという場合も考えられます。この場合は「男性型脱毛症(AGA)」といった薄毛プロセスが働いている可能性があります。


男性型脱毛症(AGA)の場合は生活習慣の改善だけでは不十分…

男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンの影響によって正常なヘアサイクルが短縮してしまう症状です。本来であれば髪の成長に寄与する「テストステロン」と呼ばれる男性ホルモンが、「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素の働きによって「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化してしまうと、これが発毛機能にマイナスの影響をもたらします。

このようなメカニズムは、遺伝的に前頭部や側頭部に存在する「5αリダクターゼ」の量が多かったり、生成されてしまった「ジヒドロテストステロン(DHT)」の影響を受け取る「アンドロゲンレセプター」の感受性が高いことが関係してきます。遺伝として受け継がれてしまった属性についてはそれ自体を変えることはできませんが、お薬の力で「5αリダクターゼ」と「テストステロン」の結合を抑制することは可能です。つまり「ジヒドロテストステロン(DHT)」の発生についてはある程度緩和させることが可能なのです。


ぜひ「無料カウンセリング」でご相談ください

夏までは何とか誤魔化せた薄毛症状も、秋になると見逃せない状況に陥ってしまうということは良くあります。夏のダメージと共に患者さまご自身が持っている遺伝的体質が重ね合わさり、一気に抜け毛症状が顕著になってくるといったものです。

男性型脱毛症(AGA)は、放置していては止まらない「進行性の症状」になりますが、お薬の力で薄毛症状の緩和や抑制が期待できるという特徴もございます。「気になり始めた…」という場合は、ぜひお早めにご相談ください。「無料カウンセリング」にてお待ちしております。