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AGAの進行パターン?早期発見のための簡単なチェックポイント

データ

男性型脱毛症(AGA)には、特徴的な初期症状と薄毛化が進行していくパターンのようなものがございます。本質的には遺伝影響となっており、初期症状が出始めた段階で早めに専門的な対処をすることが大切になります。早期発見のために知っておきたいポイントをわかりやすく解説いたします。


男性に起こりがちな薄毛化の初期症状

薄毛

成人男性の多くが陥りやすい「男性型脱毛症(AGA)」にはある程度の進行パターンがあります。初期段階では以下のような症状が出始め、それらがどの部位で顕著になるかである程度の方向性が予想されます。

男性型脱毛症(AGA)の初期症状

  • 頭皮の硬化…頭皮が硬くなってくる
  • 抜け毛の増加…毎日の抜け毛の本数が増えてくる
  • 軟毛の増加…細く弱々しい毛が増え、抜け落ちた毛の中にもそれらが混ざり始める

頭皮の硬化

自分の頭皮が硬いかどうかについては、指の腹で頭皮を揉みこむような形で触ってみると良いでしょう。健康的な頭皮の場合、指で抑え込もうとした段階である程度のへこみ(柔軟性)が確認できます。硬くなってきている場合は、直接的に頭蓋骨の硬さが伝わるような感覚になり、前後左右に動かそうとしてもほとんど動かせないことが多いです。

頭皮が硬くなっているということは、毛細血管に血流が行き届いてない可能性が高くなり、毛根の栄養供給ルートが狭くなっていることを意味します。たとえば、高速道路のように太い複数車線で物流が確保されているのと、細く狭い一車線で何とか物を運んでいるのとでは届けられる量に大きな変化が見られますよね。頭皮の硬化は、栄養供給という意味でこのようなパイプラインの遮断を意味しますので、定期的に頭皮の柔らかさを確認するような習慣を付けたいものです。


頭皮マッサージを習慣化しよう!

AGA治療薬の「ミノキシジル」と呼ばれる成分には血管拡張作用があり、硬くなってしまった頭皮環境の血流の滞りを緩和する作用が認められています。実はこのミノキシジルと呼ばれる成分については、育毛剤にも一定程度含まれている場合があります。クリニックで処方される「ミノキシジル内服薬」ほどの強い効果は期待できませんが、このような育毛剤で頭皮マッサージを習慣化していれば頭皮の硬化を防ぎやすくなります。


抜け毛量の増加

私たちの髪の毛は全体数を数えると概ね10万本程度あると言われています。このうち、毎日50本から100本程度は抜けるのが通常で、古い毛が新しい毛と入れ替わるような形で全体量が維持されています。頭皮の全毛穴から常に髪の毛が生えているわけではなく、今すくすくと成長している髪の毛もあれば、そろそろ寿命を迎える毛もあり、現在待機中でまた新たな芽生えに備えている毛根もあります。

このため「抜け毛があるからハゲる…」というようなことにはなりませんが、やはり抜けている髪の毛が日々300本、400本のような状態にあると薄毛化が進行してしまいます。


季節的な傾向も加味してチェック

季節としては、夏の終わり頃から秋にかけて抜け毛の量が増える傾向があります。この時期には100本を超えて150本程度になることもありますので、抜け毛の本数を確認する際には季節的な傾向も加味しておく必要があるでしょう。抜けた髪の毛の本数を数えるのは簡単ではございませんが、たとえば入浴の際に最初に髪を洗って排水溝に集まる髪の毛の本数を数えるなどすれば、ある程度の傾向や季節的な変化が感じられるかもしれません。定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか。


軟毛の増加

軟毛(なんもう)とは、細くて弱々しい毛のことです。男性型脱毛症(AGA)になると、前頭部や頭頂部の毛髪において「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる悪玉男性ホルモンが発生しやすく、これが健康的な髪に攻撃を加えてヘアサイクルを乱してしまいます。

具体的には、髪がすくすく育つはずの「成長期」が極端に短くなってしまい、直ぐに「退行期」や「休止期」へと変化することで「十分に育ちきらないまま抜け落ちてしまう」という影響が生じます。軟毛化とは、このような影響を受けた結果として現れてくる頭髪の状態変化ですので、軟毛の有無によって男性型脱毛症(AGA)の進行過程をある程度判断することができます。

抜け毛の本数チェックよりも、もしかしたら「軟毛化」の変化の方が自分でも確認しやすいかもしれません。実際に抜け落ちている毛の太さを目視してみたり、生え際や頭頂部付近で今生えている髪の毛の状態をチェックしてみましょう。


AGAの進行パターン(薄毛化が顕著になる場所の個人差)

進行パターン

「男性型脱毛症(AGA)」を発症したケースでは、薄毛化が顕著になる場所においていくつかのパターンがあります。「M字ハゲ」や「O字ハゲ」といった言葉を耳にしたことがあると思いますが、遺伝などの影響によって薄毛化にも個人差が生じます。


M字型で薄毛化が進行

額の生え際の特に左右の剃り込み部分が後退していくタイプです。進行していった場合、上から見たときや前から捉えたときにちょうどM字のように見えることが特徴的です。日本人の薄毛化は比較的このパターンが多く、成人男性はある程度前髪を残す髪型を選択しやすいことから、左右の生え際後退に気づくのが遅くなってしまうケースが少なくありません。

このため、前項でご紹介したような初期症状を意識し、普段から「額の左右の生え際」や「皴エリア」を基準として薄毛化の進行度合いを確認すると良いでしょう。以下のコラムをご参照ください。

参照) M字ハゲの進行度チェック!生え際の後退を把握する方法と薄毛対策


O字型で薄毛化が進行

O字型とは頭頂部で薄毛化が顕著になっていくものです。これは、最初に頭頂部の薄毛化が目立ち始めるケースのもので、前頭部や額の生え際(M字箇所)には薄毛化が生じないというものではありません。どちらかと言うと、徐々に生え際の後退も進行してくることが多く、先にどちらが顕著になるかで「M字型」、あるいは「O字型」と捉える場合が多いです。


繋がってからでは遅い…

M字型の場合もO字型の場合も、放置していると「生え際の薄毛」と「頭頂部の薄毛」の境界線が徐々に不明瞭になっていくのが一般的です。最終的には側頭部や後頭部を残して毛髪が抜けきってしまうケースが少なくありません。このような状態にある場合、AGA治療の効果はやはり低くなってしまいますので、初期症状を意識しながら早めに専門医を尋ねていただくことが大切です。


生活習慣の改善は、「薄毛化スピードの抑制」という域を出ない

生活習慣

抜け毛や薄毛が顕著になってくると、髪に良いとされる栄養価を意識したり、運動習慣を取り入れるといった生活習慣の改善を試みるケースが多いと思います。次に挙げるような生活習慣の改善は、薄毛化を助長しないためにはとても重要なものですが、内部的に動き始めた薄毛化メカニズム自体を食い止める作用まではございません。

頭皮環境を考えた場合の生活習慣の改善

  • 適度な運動を日常生活の中に取り入れる
    → 血流の滞りを予防する
  • 偏りのないバランスの良い食生活を意識する
    → 毛髪の栄養供給をサポートする
  • 質の高い睡眠習慣を確保する
    → 成長ホルモンの分泌を促し、お肌の修復や頭皮環境を健やかに保てるようにする
  • 洗髪のあり方を見直してみる
    → 低刺激なシャンプー剤で頭皮の皮脂分を奪いすぎないことを意識する
    → 濯ぎをしっかりと行ない髪に良くない成分を頭皮に残さないよう心掛ける
  • ストレスを溜め込まない
    → 趣味などを通じ、自分なりのストレス解消法を身につける
  • 喫煙本数を減らす(喫煙習慣がある場合)
    → 煙草による血流低下を回避する

上記のような生活習慣の見直しは、あくまでも頭皮環境を好ましい状態へと導くための補佐的なものです。成人男性の多くに生じがちな「男性型脱毛症(AGA)」は、遺伝と関係のある薄毛化症状であるため、薄毛化プログラムが動き始めた後で上記を試みても抜け毛がなくなり髪が生えてくるというものではありません。内部的な薄毛化メカニズムを遮断するためには、医学的に有効性が確認された治療薬を選択することが重要になります。


お薬の力で薄毛化メカニズムをブロックすることが大切!

男性型脱毛症(AGA)で、前頭部や頭頂部の毛根に攻撃を加えるのは「ジヒドロテストステロン(DHT)」に他なりません。「なぜこれは産出されるのか?」と言えば、前頭部や頭頂部には「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素が存在しやすくなっているからです。簡単に表すと、以下のようなプロセスがございます。

ジヒドロテストステロン(DHT)が生まれるプロセス

5αリダクターゼ + 善玉男性ホルモン(テストステロン) → ジヒドロテストステロン(DHT)

善玉の男性ホルモンであるテストステロンは、髪の成長にプラスの効果をもたらすものです。しかしながら良い影響をもたらす前に「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素と結びついてしまうと、悪い影響をもたらす「ジヒドロテストステロン(DHT)」に生まれ変わってしまいます。そして、「5αリダクターゼ(還元酵素)」の量に関しては、遺伝的な情報として個々に受け継がれたものとなっています。つまり、「5αリダクターゼ(還元酵素)」が多く受け継がれている場合には、生活習慣の改善でどう抗ってみたところで、内部的に薄毛化メカニズムが進行しやすくなってしまうのです。


プロペシア(成分名:フィナステリド)ならDHTの発生を抑制可能!

「プロペシア」と呼ばれるお薬(AGA治療薬)には、「5αリダクターゼ」と「DHT」の結合を抑制する作用が認められています。厳密には、「フィナステリド」と呼ばれる成分がその効果を発揮します。このため、日々AGA治療薬「プロペシア」を服用していれば、遺伝的に5αリダクターゼを多く受け継いでいた場合も、ヘアサイクルに悪影響を与えるDHTの影響を受けにくくすることができます(DHTの発生量自体が抑えられます)。これは表面的に生活習慣を整えるようなものとは異なり、薄毛化因子を真正面から遮断(抑制)する明確なアクションと言えるでしょう。

AGAを主要患者さまとした「薄毛専門クリニック」が存在するのは、このような治療薬を個々の患者さまの状態に合わせてご提供できるようにするためです。確かな効果を得たい場合は、当コラムでご紹介した初期症状を見落とさないようにしていただき、なるべくお早めに専門医にご相談ください。随時、「無料カウンセリング」を実施していますので、お気軽にご活用いただけますと幸いです。