クリニック選びのポイント

安心して治療を受けるためには、まずクリニック選びから

クリニック選び

Point1 医療機関であることが最低条件

世の中には発毛サロンやヘアエステなど、髪の毛や頭皮の環境を改善して薄毛を改善するとして宣伝しているサービス事業者がたくさんあります。こういったサービスでは、確かに毛穴を洗浄して頭皮を綺麗にしたり、マッサージをしてくれたりすることで頭皮環境の改善、血行促進などの効果を得ることはできますがそれではAGAは改善できません。

AGAは男性ホルモンなどの内分泌系に作用するお薬の処方が必要ですので、医師がいなければそれができません。整体やカイロなどと同じように、サロンのサービスは「気分転換や頭皮をサッパリさせたい時に利用するサービス」として考えるべきです。間違っても「医療機関」として認識しないように注意しなければなりません。


Point2 発毛治療専門のクリニックを選ぶ

全てではありませんが、一般の皮膚科などでも薄毛やAGAの治療をしてくれるところはあります。しかし一般の病院では普段は他の治療に比重を置いているので薄毛やAGA治療に関して知識や経験、症例数が十分ではないのです。加えて医師個人がAGA治療に積極的ではない場合、治療に必要な薬剤のデータや副作用の情報、患者さまの頭皮や生活環境に対する最適な投薬薬剤の調合法などのノウハウを収集していないことも多く、最適・最短の治療効果を得ることができません。

中には患者が抜け毛薄毛を訴えたら、とりあえずプロペシアを出して終わり、といった病院もあるようです。医師であればプロペシアは処方できますが、それだけでは効果的な治療効果は望めません。病院として発毛治療を専門に扱っている専門クリニックを選択することが望ましいのです。


Point3 丁寧なカウンセリングでしっかり理解してくれますか?

一般の病院では医師個人がそれほど薄毛やAGAに対して興味がないので、丁寧な診察やカウンセリングが行われない傾向にあります。あなたの毛根の状況を詳しく観察するのはもちろん、丁寧なカウンセリングであなたの生活環境や薄毛の進行具合、疑問や不安に思っていることなどに丁寧に対応してくれる医療機関を選ばなくてはなりません。

そのような丁寧な診察やカウンセリングを行うには、それを施す側である我々医療機関側も専門家として回答しなければなりません。そのために治療効果や薬剤についてなど、治療に必要なあらゆる情報を日々集め、それを治療の現場で応用することができるクリニックを選ばなくてはなりません。


Point4 副作用などのリスクの説明はありますか

お薬には副作用がつきものですが、AGA治療に用いるお薬も安全性は非常に高いとはいえゼロではありません。考えられる副作用の情報とそのリスクの高低、日々の生活上で気を付けること、「こんな症状が現れたら副作用かもしれない」という判断指針になる症状などを患者さまに伝えることで、患者さまは安心して日常生活を送れます。

薬を出して終わり、では患者さまは不安になるし治療に対しても熱意をもって取り組めません。治療の効果だけでなく副作用などのネガティブな情報も一緒に共有してくれるクリニックを選びましょう。


Point5 医師だけでなくスタッフの対応も

AGA治療にはある程度の期間はクリニックとのおつきあいが続きます。優しくて信頼できる医師やスタッフであるかどうかが大切となります。治療には医師だけでなく、カウンセリングを行うスタッフとも付き合っていくことになります。

医師はもちろんスタッフの対応も信頼できるとクリニックを選ばなくてはなりません。薄毛の悩みを共有して共に治療に取り組めるかどうかも判断材料になります。治療はもちろん、アフターフォローまでまかせられるスタッフで、発毛という結果を目指してともに頑張っていける環境選びが重要です。