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薄毛からの脱却!「今すぐできるAGA改善法」最短ルートはこれだ!

ルート

男性の薄毛対策としては実に様々な方法が考えられます。実際にAGAが進行し始めている場合には一刻の猶予もありませんので、最短ルートで薄毛因子に蓋をする処置が大切になります。薄毛対策に迷って大切な時間を無駄にしてしまわないために、ぜひこちらのAGA改善法をご一読ください。


STEP1.AGAの要点を押さえる

「男性型脱毛症(AGA)」とはどのようなメカニズムで発現してくるのか、これを理解していないと対策方法を誤ってしまいます。まずは「敵を知る」というところから、薄毛対策を始めてみましょう。


DHTがヘアサイクルを変化させてしまう…

AGAを引き起こしてしまう薄毛因子はずばり「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。これは善玉の男性ホルモン「テストステロン」が変化してしまったものであり、この変化をもたらすものは「5αリダクターゼ」と呼ばれる還元酵素だと判明しています。

簡単な公式で説明すると、前頭部や頭頂部で次のような反応が起こっており、持って生まれた「5αリダクターゼ(還元酵素)」の量こそが薄毛になるかならないかの最初の分かれ道になっています。

ジヒドロテストステロン(DHT)が生まれるメカニズム

善玉男性ホルモン「テストステロン」 + 5αリダクターゼ(還元酵素) → ジヒドロテストステロン(DHT)


DHTに攻撃されると、ヘアサイクルが極端に短くなる

ヘアサイクル

ヘアサイクルとは、毛根一つひとつの活動をとらえたもので、「成長期」→「退行期」→「休止期」と呼ばれる一連のプロセスのことを指します。

本来、1本1本の髪の成長期は2年から6年ほどあるものなのですが、AGAに陥ってしまうと、これがわずか数ヶ月から1年程度に短縮してしまいます。

髪が太くなって頭の上で伸び行くのは毛根の奥で毛母細胞が分裂を繰り返しているからであり、これが行なわれるのが「成長期」と呼ばれる時期なのです。


AGAになったときのヘアサイクルの変化

成長期 休止期 退行期
AGA男性の毛髪 数ヶ月~1年 2週間 3ヶ月~4ヶ月
健康な方の毛髪 2年~6年 2週間 3ヶ月~4ヶ月

上記のように、DHTの攻撃を受けてしまうと髪が成長できる期間が短くなるということですので、弱々しい軟毛が増えたり、抜け毛が多くなってしまったりします。

また、抜け落ちたからといって「そういうことならこちらで…」と別の毛根がサポートに回るわけではないので、頭皮上に残っている髪の毛の本数は徐々に少なくなっていきます。

これが薄毛化をもたらしてしまう大まかな流れです。


なぜ、薄くなるのは「前頭部」や「頭頂部」なのか?

男性の薄毛進行パターンはいくつかございますが、M字ハゲやO字ハゲのように薄くなってくるのはほとんどの場合「前頭部」や「頭頂部」と決まっています。

これは先に申し上げました「5αリダクターゼ」が前頭部や側頭部に多く存在するからという事情に因ります(厳密には5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型がございますが、DHTの生成に関わる5αリダクターゼはⅡ型であり、これは前頭部や頭頂部に偏って存在しているものだとわかっています)。

このようなことから、遺伝情報として「5αリダクターゼ(Ⅱ型)」が多く受け継がれた場合、その男性は成長に伴って徐々に前頭部や側頭部で薄毛化を招きやすくなってしまいます。

 AGAの原因として覚えておくべき大切なポイント 

  • ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる悪玉の男性ホルモンが薄毛化を招いている
  • DHTは、5αリダクターゼ(還元酵素)とテストステロンの結合によって前頭部や頭頂部で産出される
  • DHTが作られると、ヘアサイクルが乱れて髪が成長しにくくなる
  • 前頭部や頭頂部で「5αリダクターゼ」がどれだけあるかは遺伝的な体質によって変わってくる
  • 「5αリダクターゼ」を多く受け継いだ場合、DHTが作られやすくなるので薄毛化が起こりやすい
  • このように、AGAのメカニズムは「遺伝傾向を前提とした内部的な作用」によってもたらされている

上記の中で最も大切なことは、最後の「AGAは遺伝傾向を前提とした内部的な作用である」という点です。つまり、AGA対策として最も有効になってくるのは、毛根内でDHTが増えてしまわないような薬理作用を取り入れることだと言えます。

ただし、AGAはある日突然発現するようなものではありません。このため、自分の頭皮上で「もう薄毛メカニズムが動き出しているのか?」を見極めにくいという事情もございます。

この解決策としては「無料カウンセリング」があります。


STEP2.クリニックで「無料カウンセリング」を受けて確かめる

カウンセリング

当院のような薄毛専門の医療機関(クリニック)では、多くの場合「無料カウンセリング」が用意されています。

「自分の頭皮って大丈夫かな?」というご心配をお持ちの男性にとっては、無料で頭皮環境に対する専門家のアドバイスが得られるものとなっており、非常に有効なものと言えるでしょう。


薄毛に取り組むべき道筋がはっきりする!

薄毛対策には、まだ薄毛予備軍のような男性にも実施しておいていただきたい「生活習慣のケア」と、もうAGAが進行し始めている男性が着手すべき「内服治療(決めれたお薬を日々服用する治療)」とがあります。

当コラムをお読みいただいている男性は、今既に薄毛お悩みを抱えておられるケースが多いと思いますので、当院が実施している「内服治療」の方からご紹介いたします。


専門機関の内服治療:フィナステリドと内服ミノキシジルのダブル処方

フィナステリドと呼ばれるお薬は、AGAの原因となっている「ジヒドロテストステロン(DHT)」の産出を抑制する作用があります。

既にご紹介したように、DHTは善玉の男性ホルモン「テストステロン」と「5αリダクターゼ(還元酵素)」が結びついて誕生してしまうものなのですが、フィナステリドには両者の結合を抑制する作用があることが医学的に立証されています。

このため、既に薄毛化が進行し始めている男性の場合には「フィナステリド」の薬理成分を取り入れていただくことが、AGAの進行を抑制するために最も重要になります。


「内服ミノキシジル」は発毛力強化に寄与

フィナステリドというお薬とは別に、内服ミノキシジルと呼ばれる治療薬もございます。こちらは血流の改善に貢献するもので、頭皮上の毛細血管を広げて毛根が必要となる「栄養素の吸収」をサポートしてくれます。

フィナステリドの作用によって諸悪の根源「DHT」を減らすことができても、年齢的に衰える代謝や血流の滞りが間接的に発毛力を抑制してしまうケースが少なくありません。

「フィナステリド」と「内服ミノキシジル」をダブル服用いただければ、薄毛因子を遮断してしっかりとした発毛力を回復しやすくなります。これがAGA治療に最も有効だと判断される「内服治療」の概要です。

この上で次項にご紹介する「発毛を阻害し得る生活習慣」などに気を付けていただければ、毛髪お悩みの少ない安定した生活へと落ち着いていきます。


STEP3.「生活習慣」を見直して薄毛リスクを抑制する

まだAGAを発症していない男性で薄毛に対して何かしらの心配がおありの場合や、既にAGA治療を開始した男性には、次のような生活習慣の改善を通じて「髪を失うリスク」を最小限に留めていただきたいと思います。生活習慣と一口に言っても様々なものがあります。

「規則正しい生活をすること」が発毛にとっても良い結果をもたらすのですが、より具体的で細かな点を意識していただければ抜け毛リスクなどを抑制できます。そのポイントを簡単にまとめさせていただきましたのでご覧ください。

気を付けたい生活習慣のポイント 

  • 洗髪習慣
    「シャンプーは1日1回まで」とし、シャンプー後の「濯ぎ時間」は洗髪の2倍程度確保する
    強すぎる洗浄力で頭皮環境を悪化させないように、天然由来成分の配合されたシャンプーがおススメ
  • バランスの取れた食生活
    髪にとって大切な栄養素は、「タンパク質」、「ビタミン」、「ミネラル」の3つ
    上記の「髪の三大栄養素」を意識しつつバランスの良い食事を心掛けよう!
  • 睡眠習慣
    睡眠は眠り初めの3時間を邪魔されないようにすることが大切
    成長ホルモンの分泌量に影響するため、入眠後すぐに目を覚ますことがないよう睡眠環境を整えよう!
  • 適度な運動
    日常的に体を動かすことを心掛け、血流に滞りが起こらないように調整
    頭皮上の毛根は毛細血管を通じて栄養を受け取っているため、血流が悪くならないように運動しよう!
  • ストレス解消手段の確保
    慢性的なストレスやイライラは自律神経の働きを悪化させ、抜け毛の原因に…
    ストレスのない生活は不可能なので、ストレスを解消できる趣味などを見つけるようにしよう!

このほかにも、喫煙者の場合にはタバコの本数を減らしていただいたり、お酒が好きな場合には休肝日を設けるなどの調整も大切になってきます。

薄毛対策は日々の積み重ねですので、自分自身が「毛母細胞」になったような気持ちで、頭皮に良くないものをうまく回避できるように努めましょう。


お気軽に当院までご相談ください

「AGA改善法」の最短ルートとして、AGAを知るところからスタートし、実際の薄毛治療(内服治療)の概要や、治療と同時進行で意識していただきたい「生活習慣の改善」などについてご紹介しました。

世の中には「育毛剤」や「発毛剤」といった身近に手にできるものもございますが、これらの効果は限定的で根本原因に蓋をできていないケースが少なくありません。

遠回りをしている間に薄毛症状が進行してしまい、回復が狙いにくくなってくる場合も考えられます。ご心配をお持ちの場合はいち早く「無料カウンセリング」にお越しください。

スタッフ一同、皆さまのお越しをお待ちしています。