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つむじハゲの特徴?薄毛メカニズムと対策でAGAを回避

つむじ

男性型脱毛症(AGA)にはいくつかの類型があり、中でも「つむじハゲ」は日本人男性が陥りやすい薄毛症状となっています。当コラムで「つむじハゲ」の特徴について把握していただき、初期段階で早めに対策を立てられるようにご計画ください。AGAと呼ばれる男性特有の薄毛症状のメカニズムと、治療薬の作用などについてもご紹介します。頭頂部の薄毛が気になり始めた男性はぜひご一読ください。


つむじハゲの特徴

ハゲ

薄毛の進行パターンはいくつかございますが、日本人に比較的多い「つむじハゲ(頭頂部の薄毛症状)」の特徴について考えてみたいと思います。つむじハゲはM字ハゲと同じく突然発症するようなものではなく、日々ジワジワと進行していくものなので、普段からの観察が大切になってきます。


このような症状があると要注意!

つむじハゲが進行して来ると、次に挙げるような症状が目立ち始めます。

つむじハゲの危険信号

  • 洗面台の前に立ってライトを当てると、頭頂部の地肌がほのかに透けて見える
  • 頭頂部の毛髪を丁寧に見てみると、細くて弱々しい毛が多いことがわかる
  • 頭頂部の頭皮の色が微妙に赤い色味を帯びている
  • つむじの渦があまりはっきりとせず、全体的にただ薄いような状態になっている

では一つひとつ詳しく見ていきましょう。


洗面台の前に立ってライトを当てると、頭頂部の地肌がほのかに透けて見える

皆さん一日に一度は洗面台の前に立つと思います。最近では鏡やライトがついているものが一般的になっていますが、たとえば朝歯を磨いている時などに「なんだか頭頂部の地肌が透けているような…」と感じたことはありませんか。普段部屋の中では透けて見えなくても、頭部からライトが当たった状態で鏡を見ると頭皮がほのかに見えてしまうケースがあります。

このような場合、つむじハゲの初期症状である可能性が高く、「気のせいだ…」と言い聞かせて対処を怠っているといつの間にか男性型脱毛症(AGA)に陥ってしまうケースがあります。


頭頂部の毛髪を丁寧に見てみると、細くて弱々しい毛が多いことがわかる

aga

男性型脱毛症(AGA)の特徴の一つに「細くて弱々しい軟毛が増えてくる」というものがございます。特に前頭部や頭頂部は「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる悪玉男性ホルモンが発生しやすい場所であり、この攻撃を受けてしまうとヘアサイクルに明確な乱れがもたらされます。

通常2年から6年程度あるとされる毛髪の成長期が数ヶ月から1年へと極端に短縮してしまいますので、髪がしっかりと育たず弱々しくなってしまいます。普段から頭頂部の毛髪の太さを気にかけている人は少ないと思いますが、もしほかの部位の毛髪と比較して前頭部や頭頂部の髪が細くて弱々しいかも…と感じる場合は、男性型脱毛症(AGA)が進行し始めている可能性があります。


頭頂部の頭皮の色が微妙に赤い色味を帯びている

毛根

頭皮の地肌は「青白い状態」が正常です。皆さんご存知の通り血液自体は赤い色をしていますが、血管が通っている箇所は皮膚の表面ではなくイラストのように毛根よりも更に下に位置しています。また、頭皮の場合にはさらに細い毛細血管が通る形になっているため、頭皮が赤く見える場合には頭皮環境において何かしらのトラブルを生じていたり、あるいは後にトラブルにつながる要因を抱えている可能性が高いと判断できます。

「毛細血管のうっ血」や「強い紫外線の影響」など…いくつかの要因が考えられますが、いずれも「血流の滞り」や「頭皮の乾燥」、「毛穴のつまり」などで抜け毛や薄毛要因を引き起こす可能性の高いものです。つむじ部分が赤く見える場合には、放置していると「つむじハゲ」に陥ってしまうケースがございますので、ぜひお早めに皮膚科や当院のような薄毛専門のクリニックに足をお運びください。


つむじの渦があまりはっきりとせず、全体的にただ薄いような状態になっている

つむじハゲがある程度進んでくると、頭頂部が全体的に薄くなってくるため本来はっきりと捉えられるはずの「つむじ」の形がぼんやりとした形状に変化してしまいます。頭頂部が徐々に透けてくるため当たり前と言えば当たり前なのですが、ジワジワと進行する日々の変化という点ではあまり気が付かないケースも考えられます。

久しぶりに自分の頭頂部分を見て、「なんだか軟毛が増えたな…」と感じられたり、「あれ自分のつむじってこんなにぺったんこだったかな?」と不自然に思える場合は、気のせいではなく「男性型脱毛症(AGA)」が進行し始めている可能性が考えられます。


AGA治療薬なら、つむじの薄毛化も回避しやすい!

ヘアサイクル

先ほど少しご案内しましたが、男性型脱毛症(AGA)は「ジヒドロテストステロン(DHT)」と呼ばれる悪玉の男性ホルモンによってもたらされます。これが毛根部分に作用してしまうことでヘアサイクルが短縮し、髪が十分に育たないまま抜け毛に繋がってしまうというものです。


AGAになる人とならない人の違いは?

なぜ、薄毛になる人と薄毛になりにくい人がいるのかと言うと、「ジヒドロテストステロン(DHT)」が生成されやすい体質であるかどうかという遺伝的傾向がございます。また、作り出されてしまったジヒドロテストステロン(DHT)の作用に反応しやすい体質であるかどうか(アンドロゲンレセプターの感受性の高さ)も遺伝傾向により異なっています。

これらがともに強い場合、産出されたDHTの影響が強く出てしまうため髪が育ちにくい状態が持続してしまいます。この結果として、「つむじハゲ」や「M字ハゲ」と呼ばれる薄毛症状がもたらされてしまうのです。


AGA治療薬「フィナステリド」なら、DHTの産出量を抑制できる!

AGA治療薬の中に含まれる「フィナステリド」という成分には、前頭部や頭頂部に存在する還元酵素の「5αリダクターゼ」と、血流にのって全身をめぐっている善玉の男性ホルモン「テストステロン」との結合を抑制する作用があります。

実は、悪玉の男性ホルモンと呼ばれる「ジヒドロテストステロン(DHT)」は、以下のプロセスによって産出されることがわかっており、つまるところ「5αリダクターゼ(還元酵素)」の総量が多い人ほどDHTがたくさん生み出されるという仕組みになっています。

ジヒドロテストステロン(DHT)の生成メカニズム

善玉男性ホルモン「テストステロン」 + 「5αリダクターゼ(還元酵素)」 → 「ジヒドロテストステロン(DHT)」

AGA治療薬の「フィナステリド」には、上記の結合を抑制する作用があることが医学的に立証されており、日々お薬を服用いただければ薄毛化因子(DHT)の影響を回避しやすくなります。


プラスαで「ミノキシジル」が効果的!

AGA治療薬の中には、このほかにも血管拡張作用をもたらす「ミノキシジル」と呼ばれるお薬もございます。こちらはどちらかと言うと「フィナステリド」のように薄毛化メカニズムを遮断するものではなく、血流の改善によって発毛を後押ししようとするものです。

このため、まず「フィナステリド」で薄毛化メカニズム(DHTの発生)を抑制し、その上で「ミノキシジル」の血管拡張作用を取り込むことが男性の薄毛には効果的な治療法となります。当院ではこれらのお薬を両方合わせるダブル服用をオススメしており、各患者さまの頭皮状態や生活習慣なども伺いながら最適なソリューションをお届けしています。


「無料カウンセリング」でお気軽にご相談を!

当院は「男性型脱毛症(AGA)」や「女性男性型脱毛症(FAGA)」などの薄毛症状、また円形脱毛症などの脱毛トラブルの治療も実施しています。随時「無料カウンセリング」にてお悩みをお伺いしておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。